【茂原市】屋根塗装ガイド|相場・塗料比較・施工事例・業者選びの要点
2025年10月16日(木)
みなさんこんにちは!
東金市外壁塗装屋根塗装 大網白里市外壁塗装屋根塗装専門店の
株式会社あかつき(プロタイムズ東千葉店・大網店)の松倉です!
千葉県茂原市は、海に近く日照時間が長い一方で、夏は湿気と塩分を含む風が屋根に影響を与えやすい地域です。スレート屋根・トタン屋根ともに10年前後で塗膜の防水性が低下し、色あせや苔の付着が目立ち始めます。
屋根塗装を検討する際に気になるのは、やはり「相場」「塗料の違い」「信頼できる業者の選び方」が重要です。
今回のお役立ちコラムでは「茂原市における屋根塗装の費用目安と見積もりの基準」を解説します。
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茂原市の屋根塗装相場と見積もりの基準
茂原市の住宅は、沿岸からの潮風と内陸の湿気が混在する特殊な環境にあります。そのため屋根の劣化速度は内陸部よりやや早く、初回塗装は築10〜15年、再塗装は20〜25年を目安に行われることが一般的です。
ここでは、屋根材別の費用相場、見積もりで確認すべき項目、そして利用できる補助金制度のポイントを整理します。
屋根材別の塗装相場(30坪住宅目安)
屋根の材質によって、必要な下地処理や塗料の種類が異なります。
以下は、30坪前後の住宅を基準にした一般的な相場です。
屋根材 | 費用相場(税込) | 特徴・注意点 |
スレート屋根 | 約60〜100万円 | 最も一般的。高圧洗浄と下塗り2回が基本 |
トタン・折板屋根 | 約70〜110万円 | 錆処理が重要。防錆プライマー必須 |
瓦屋根(釉薬瓦を除く) | 約90〜130万円 | 専用シーラー+高耐候塗料で長寿命化 |
上記金額には足場・高圧洗浄・三度塗り(下塗り・中塗り・上塗り)が含まれます。実際の見積もりでは、棟板金の交換や釘浮き補修が追加項目に入る場合があり、3〜5万円ほどの差が出ることもあります。
茂原市は冬場の風が強く、屋根の浮きや釘の緩みが目立ちやすいため、塗装と同時に固定部の点検を依頼すると効率的です。
見積もりでチェックすべき内訳
屋根塗装の見積書を見るときは「塗料名」「塗布回数」「実測面積」の3項目を確認します。面積が「おおよそ30坪」などの概算表記の場合、実際より少なく計上されていることがあります。正確な面積測定を行い、必要な塗料量が確保されているか確認しましょう。
また、下塗り回数も重要です。スレートやトタンは、1回だけでは吸い込みムラが残りやすく、耐久年数が短くなります。
茂原市のように潮風と紫外線が強い地域では、下塗りを2回行う仕様(ダブルシーラー)を推奨します。これにより密着性と塗膜厚が安定し、仕上がりが均一になります。見積書に「下塗り×2」と明記されているか、または塗料メーカーの仕様書に沿った工程が記載されているかが、信頼できる業者を見分けるポイントです。
補助金・助成制度の活用例
茂原市では、年度によって住宅リフォーム支援や省エネ改修補助が実施される場合があります。対象になるのは、市内施工業者による工事や、遮熱塗料など省エネ性能を高める塗装を採用した場合が中心です。
申請の流れは以下の通りです。
- 市役所ホームページまたは窓口で募集要項を確認
- 工事見積書と現況写真を準備
- 工事着工前に申請書を提出
助成金額は上限10万円前後が一般的ですが、年度ごとに変動します。早期に予算枠が埋まることもあるため、見積を取ったら速やかに申請するのがポイントです。塗料メーカーによる遮熱効果実証データを添付すると、審査がスムーズに進むケースもあります。
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塗料の種類と耐久年数の比較
屋根塗装の寿命を左右する最大の要素は「塗料の選定」です。茂原市は、夏の紫外線量が多く、さらに海風に含まれる塩分が金属や塗膜の劣化を早めます。
そのため、全国平均よりも塗膜の耐用年数が短くなる傾向があり、紫外線と塩害の両方に強い塗料を選ぶことがポイントです。
ここでは代表的な塗料4種類を比較し、それぞれの特徴と選び方を整理します。
主要塗料の性能と耐用年数
塗料種類 | 耐用年数 | 特徴 | 向いている環境 |
ウレタン系 | 約8〜10年 | 柔軟性が高く安価。色あせやすい | 一時的な補修に適する |
シリコン系 | 約10〜15年 | コスパと耐候性のバランスが良い | 標準的な環境 |
フッ素系 | 約15〜20年 | 紫外線・酸性雨に強い。防汚性が高い | 強い日射地域 |
無機系 | 約20〜25年 | 無機成分配合で熱に強い。最上位グレード | 海風や塩害地域 |
茂原市では、海沿いの風が届く地域ほど塩分濃度が高くなり、トタンや板金部の錆が発生しやすくなります。そのため、フッ素系または無機系を選ぶと、長期的な防錆と色持ちを確保できます。
一方で、築年数が浅く予算を抑えたい場合は、シリコン系でも十分対応可能です。
遮熱塗料の効果と注意点
遮熱塗料は、屋根表面に太陽光を反射する機能を持つ塗料です。外気温35℃の夏日では、塗装前と比較して屋根表面温度が10〜15℃低下するデータもあります。結果として、室内温度は約2〜3℃下がり、冷房効率が上がるため、光熱費の削減にもつながります。
ただし、遮熱塗料の効果は表面の清潔さに左右されます。汚れや苔が付着すると反射率が下がるため、5年に一度の洗浄やトップコート塗り替えを行うと性能を維持できます。
また、濃色(黒・こげ茶など)は明色よりも熱吸収率が高く、遮熱効果がやや低下します。茂原市では、淡いグレーやベージュなど反射率の高い色が人気です。
下塗り材と塗膜構成の重要性
上塗りの性能を最大限に引き出すには、下塗りの品質が欠かせません。スレート屋根では、経年劣化によって表面が粉化しているため、浸透型シーラーを2回塗布して吸い込みを止める必要があります。これにより、上塗り塗料の密着性が高まり、耐久年数が2〜3年延びるケースもあります。
また、トタン屋根や折板屋根では、防錆プライマーを使用して錆の再発を防ぐことが重要です。茂原市は潮風の影響で金属部の腐食が早いため、下塗り材に「エポキシ系防錆プライマー」を使用すると効果的です。
塗膜構成は「下塗り→中塗り→上塗り」の3層が基本で、塗膜厚が十分であれば紫外線にも強い仕上がりになります。
施工事例と業者選びの要点
屋根塗装の仕上がりと耐久性は、塗料の性能だけでなく施工技術と工程管理によって大きく変わります。
ここでは、茂原市で実際に行われた屋根塗装の事例を紹介しながら、業者を選ぶ際の確認ポイントを整理します。
築15年スレート屋根の遮熱シリコン塗装
茂原市東部の住宅では、築15年を迎えたスレート屋根に粉化(チョーキング)と苔の付着が見られました。足場設置後に高圧洗浄を行い、浸透型シーラー2回塗布+遮熱シリコン2回塗りで仕上げ。工期は5日間、費用は約85万円でした。
施工前後の温度比較では、屋根表面温度が約12℃低下し、室内の冷房効率も向上。外観はマットな質感に仕上がり、夏場の照り返しが軽減された点が評価されています。一般的な戸建住宅では、この仕様がコストと効果のバランスが最も良い選択といえます。
トタン屋根の防錆フッ素塗装
市街地西側の倉庫では、海風による錆が進行し、赤茶色の腐食が広範囲に見られました。サンダー研磨で錆を完全除去した後、エポキシ防錆プライマー+フッ素樹脂塗料を施工。塗膜厚を通常より厚く設計し、塩害環境下でも10年以上の防錆性能を確保しました。費用は約95万円、工期は6日間です。
施工から3年経過しても退色や白化はほとんど見られず、定期点検では良好な状態が確認されています。金属屋根の塗装では、「下地処理の丁寧さ」と「下塗り材の選定」が仕上がりを左右する代表例です。
業者選びで重視すべき3つのポイント
- 点検・見積り時の説明が具体的であるか…塗料名や塗布回数、工程写真の提示がある業者は信頼性が高い傾向にあります。
- ドローン点検・写真報告の有無…屋根の全体像を上空から撮影し、劣化箇所を共有できる体制があるかを確認します。
- 保証書とアフター点検の内容…施工後の保証年数(通常5〜10年)と、無料点検の頻度を確認することが重要です。
茂原市内には、県外業者の巡回営業も見られますが、地域特性を理解した施工会社のほうが塩害対策や風向きに応じた仕様提案ができる点で有利です。
また、見積書が「一式」表記ではなく、塗料名・数量・単価が明示されているかを必ずチェックしましょう。
屋根塗装を成功させる鍵は「技術+透明性+地域理解」の3点です。どんな塗料でも、下地処理と適正な施工工程が守られなければ長持ちしません。
茂原市の気候に合った塗装仕様を提案できる業者を選ぶことで、10年以上の耐久性と安心が得られます。塗料選びに迷ったら、まずはドローン点検を含む現地調査を依頼し、屋根の現状を正確に把握することから始めましょう。
FAQ|茂原市の屋根塗装についてよくある質問
茂原市は潮風と紫外線が強く、屋根の劣化が早い地域ですあかつきでは、地域特性を踏まえた塗料選びや施工プランのご相談を多くいただいています。
ここでは、屋根塗装を検討されているお客様から寄せられる代表的なご質問にお答えします
Q.茂原市の気候に合う塗料はどれですか?
A.茂原市は海からの塩分と強い日射の両方にさらされるため、フッ素系または無機系塗料をおすすめします。これらは紫外線や塩害に強く、塗膜の劣化を大幅に遅らせます築年数が浅く、コストを抑えたい場合にはシリコン系塗料も有効です。下塗りを2回行う「ダブルシーラー仕様」にすることで耐久性を高められます。
Q.屋根塗装の工期はどのくらいかかりますか?
A.一般的な30坪前後の戸建住宅で約4〜6日間が目安ですただし、天候や下地補修の有無によって前後します。茂原市は沿岸部の湿度が高いため、乾燥時間を十分に確保することが品質維持のポイントです。
Q.補助金や助成制度を利用できますか?
A.はい茂原市では、年度によって住宅リフォーム支援補助金や省エネ改修補助制度が実施されています遮熱塗料や断熱性能向上を目的とした塗装が対象になるケースが多く、上限10万円前後の助成を受けられる場合があります。
茂原市の屋根塗装は「あかつき」にご相談ください|費用も品質も納得の仕上がりへ
屋根塗装は、見た目を整えるだけでなく、建物全体の耐久性を左右する大切なメンテナンスです。特に茂原市のように潮風や紫外線の影響を受けやすい地域では、塗料選びや下地処理の精度が仕上がりを大きく左右します。安さだけで判断せず、「下塗り2回の仕様」「防錆プライマーの使用」「塗膜厚の管理」といった工程がきちんと守られているかを確認することが重要です。
株式会社あかつき(プロタイムズ東千葉店・大網店)では、茂原市の気候に最適な塗料(シリコン・フッ素・無機系など)を建物の状態に合わせてご提案し、ドローン点検や赤外線カメラによる現地調査で劣化状況を正確に診断します。補助金申請のサポートも行っており、施工後の保証と定期点検で長期的な安心をお約束します。
屋根塗装を検討中の方は、問い合わせフォームからのお問い合わせ、メール・電話でのご相談、またはショールームへの来店でお気軽にご相談ください。地域密着のあかつきが、茂原市の気候に強い屋根を実現し、快適で長持ちする住まいづくりをサポートします。
ブログ執筆者/監修者 執筆者/監修者
株式会社あかつき 代表取締役
松倉道暁
保有資格:一級塗装技士、外装劣化診断士、建築物石綿含有建材調査者、足場
組立作業主任者、有機溶剤作業主任者、安全衛生責任者 | 職人歴26年
一級塗装技士と外装劣化診断士の資格を持ち、塗装職人経験は26年。日々、外壁塗装の現地調査や提案、塗装工事の現場管理を行っています。塗装工事は工事完了後からがお客様との本当のお付き合いの始まりです。10年後20年後にもお客様に喜んでいただく為に工事はもちろんアフターフォローまでトータルの高品質をご提供し続けていきます。
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