【山武市】屋根カバー工法|台風対策・費用比較・施工事例
2025年10月12日(日)
みなさんこんにちは!
東金市外壁塗装屋根塗装 大網白里市外壁塗装屋根塗装専門店の
株式会社あかつき(プロタイムズ東千葉店・大網店)の松倉です!
千葉県山武市は、太平洋からの強風と台風の通過による被害が多い地域です。とくに2019年の房総半島台風以降、屋根の飛散や雨漏りの相談が急増しました。
そのなかで注目を集めているのが屋根カバー工法です。既存の屋根を撤去せずに新しい金属屋根を重ねる改修方法で、強風や豪雨に対して高い耐久性を発揮します。
今回のお役立ちコラムでは、山武市で屋根改修を検討している方に向けて「台風に強い屋根カバー工法の仕組みと特徴」をわかりやすく解説します。
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屋根カバー工法が台風被害に強い理由
山武市のような海に近い地域では、毎年のように強い南風や台風による突風が吹きつけます。屋根材がめくれる・板金が飛ぶ・雨漏りが発生するといった被害の多くは、経年による固定力の低下や、防水層の劣化が原因です。
屋根カバー工法は、既存の屋根をそのまま下地として利用し、二重構造で固定強度と防水性を高める点に特徴があります。
ここでは、風害に強い仕組みを3つの視点から見ていきます。
二重構造による固定力と防風性能の向上
カバー工法では、既存の屋根の上に新しい金属屋根(主にガルバリウム鋼板)を被せます。このとき、新たな下地材と屋根材をビス固定するため、従来よりも固定箇所が増え、引き抜き強度が向上します。
さらに、既存屋根と新設屋根の二重構造が、風圧を分散させる役割を果たします。強風を受けた際も、屋根全体で力を受け止める構造になり、局部的な浮きや剥がれが起きにくくなります。
とくにスレート屋根やトタン屋根では、経年劣化によって釘やビスが緩んでいるケースが多く見られます。カバー工法なら、それらの弱点部分を覆う形で補強できるため、既存屋根を撤去せずに耐風性能を再生できます。
軽量金属材による構造負担の軽減
使用されるガルバリウム鋼板は、瓦屋根の約10分の1の重量です。屋根が軽くなることで、建物全体の重心が下がり、地震時の揺れも小さく抑えられます。
また、金属材は表面処理により錆に強く、台風時に飛散物が当たっても割れにくい特徴があります。
山武市は海に近く、潮風に含まれる塩分が屋根の錆を進行させる環境です。そのため、フッ素樹脂コートや遮熱鋼板仕様など、塩害に強い金属屋根を選定することで、長期的に劣化を抑えられます。
軽量でありながら高耐久という点が、瓦やスレートにはないカバー工法の大きな強みです。
屋根全体を密閉することで雨水の侵入を防ぐ
既存屋根の上に新しい屋根材を重ねる際、防水シート(改質アスファルトルーフィング)を敷き込みます。これにより、雨水が万一侵入しても防水層で食い止めることができるため、雨漏りリスクが大幅に低減します。
従来の屋根は瓦やスレートの継ぎ目から吹き込みが発生しやすい構造でしたが、カバー工法では継ぎ目を完全に密閉する設計が可能です。
さらに、屋根裏の通気層を確保する換気棟を設けることで、湿気のこもりを防ぎます。これにより、内部結露や下地腐食といった二次劣化も防止できます。台風時の強風と豪雨の両方に対し、防水と通気を両立した構造が維持できるのが、カバー工法の大きな特徴です。
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屋根カバー工法と葺き替え・塗装の費用比較
屋根リフォームを検討する際、多くの方が迷うのが「塗装」「カバー」「葺き替え」のどれを選ぶかです。どの工法も一長一短があり、目的や築年数によって最適な選択肢は異なります。
山武市のように台風や塩害のリスクが高い地域では、初期費用よりも「長期耐久性と再発防止」を基準に考えることが大切です。
ここでは、それぞれの特徴と費用感を比較して整理します。
費用・耐久性の比較一覧
一般的な30坪住宅を例にした場合、屋根リフォームの相場は次のとおりです。
工法 | 費用目安(税込) | 耐用年数 | 特徴 |
屋根塗装 | 約60〜100万円 | 約8〜12年 | 表面保護のみ。台風被害リスクは残る |
葺き替え | 約150〜250万円 | 約30年 | 既存撤去を伴い工期・廃材費が大きい |
屋根カバー工法 | 約120〜180万円 | 約25〜30年 | 二重防水構造で断熱・防音効果も高い |
塗装は低コストで手軽に見える一方、屋根材自体の劣化が進んでいる場合は数年で再塗装が必要になります。葺き替えは性能的に最も安定しますが、費用・工期・廃材処分の負担が大きく、台風前の短期間施工には不向きです。
その中間に位置するのが屋根カバー工法で、コストと耐久性のバランスが最も取れている改修方法といえます。
カバー工法の維持コストとランニング面
屋根カバー工法で使用される金属屋根は、錆に強くメンテナンス周期が長いのが特徴です。ガルバリウム鋼板の場合、10〜15年後にトップコートを再塗装するだけで防錆性能を維持できます。
瓦屋根のように割れやズレが起こる心配がなく、台風による飛散リスクも大幅に低減します。
また、遮熱性の高い塗膜仕様を選ぶことで、夏場の屋根温度を約10℃抑えられ、冷房効率が改善します。この効果は電気代の削減にもつながり、初期投資の一部を運用コストの削減で回収できる点が評価されています。
メンテナンス回数が少ないため、長期的に見ると塗装を2〜3回繰り返すよりも総コストが抑えられるケースが多く見られます。
施工時期と工期の目安
カバー工法の工期は、30坪規模の一般住宅で約4〜6日程度です。既存屋根を撤去しないため、工事中も雨漏りリスクがなく、台風シーズン前でも安心して施工できます。葺き替えと比べて足場期間が短く、騒音や廃材処分も少ないことから、近隣環境への影響も抑えられます。
山武市のような沿岸部では、台風の前後に屋根修理が集中するため、5月〜7月の早期施工がおすすめです。
秋以降は雨天が続くため、天候リスクを考慮したスケジュール管理が重要になります。施工前に下地の状態を確認し、ルーフィング(防水シート)を新しく重ねることで、次の大規模改修まで25〜30年の耐用が期待できます。
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山武市で実施された屋根カバー施工事例
山武市は、太平洋からの強風や潮風が吹きつけるため、屋根材の劣化が早い地域です。とくにスレート屋根やトタン屋根では、塩分と紫外線の影響でひび割れや錆が進行しやすく、台風時に板金が飛ぶケースも見られます。
ここでは、実際に山武市内で行われた屋根カバー工法の3つの施工事例を紹介し、それぞれの課題と改善効果を解説します。
スレート屋根からガルバリウム鋼板への改修
築20年を迎えた住宅で、スレート屋根の表面が粉化し、防水機能を失っていました。台風の度に棟板金が浮く症状が見られたため、既存スレートを撤去せずにガルバリウム鋼板でカバーする工法を採用しました。
施工ではまず、既存屋根の上に防水シート(改質アスファルトルーフィング)を全面敷設。
その上から軽量金属屋根をビス固定し、屋根の強度と防水性能を同時に向上させました。
工期はわずか5日間。施工後は風切り音が減り、雨の日でも室内が静かになったと評価されています。
築年数の進んだスレート屋根でも、撤去せずに耐風・防水性能を再生できる好例です。
トタン屋根の腐食対策と遮熱性能の向上
海に近い山武市松尾地区の住宅では、トタン屋根が錆で穴あき寸前になっていました。既存屋根を残して遮熱フッ素鋼板仕様のカバー工法を採用。塩害に強い塗膜タイプを選定し、ルーフィングを二重張りにして防水を強化しました。
仕上がり後、赤外線測定で屋根表面温度を比較すると、施工前より最大12℃低下。夏場のエアコン使用頻度も減り、断熱効果を体感できたという報告もあります。金属屋根特有の「暑さ」のイメージを払拭し、省エネ効果も得られた事例です。
瓦屋根の軽量化と耐風対策
山武市成東地区では、瓦屋根の一部が台風でずれ落ちた住宅がありました。全面葺き替えでは費用がかさむため、瓦を撤去せずに軽量ガルバリウム鋼板を被せるカバー工法を採用。瓦の形状を生かしつつ、下地を補強し、耐風圧試験で風速50m/s相当に耐える仕様を確保しました。
工事後は屋根の総重量が約1/5に減り、建物全体の重心が下がって耐震性も向上。風の抜ける山武市特有の地形においても、屋根の浮き上がりは見られず、施工から3年経過した現在も安定した状態が続いています。
施工事例から見えるポイント
3件の共通点は「既存屋根を活かしながら台風に強い構造へと更新」している点です。撤去を伴わないため、廃材が少なく、環境負荷も軽減されています。
また、金属屋根を使用することで、耐風・耐塩害・遮熱の三要素を同時に満たすことができました。山武市のように季節風と潮風が交差する地域では、屋根カバー工法が最も合理的な改修方法といえます。
塗装では補えない防水性や強度を確保しながら、見た目の美観も一新できる点が評価されています。
FAQ|山武市の屋根カバー工法についてよくある質問
山武市では、台風や塩害による屋根の劣化相談が増えています既存屋根を撤去せず重ねる「屋根カバー工法」は、強風・豪雨に強く、省コストで改修できる点から注目を集めていますここでは、施工を検討する際によく寄せられる質問にお答えします
Q.屋根カバー工法はどんな屋根にも施工できますか?
A.ほとんどのスレート屋根・トタン屋根に対応可能ですただし、下地が著しく腐食している場合や瓦屋根の形状によっては補強工事が必要になることがありますあかつきでは、ドローン点検と赤外線カメラによる診断で下地状態を確認し、施工可否を判断しています
Q.カバー工法と葺き替えではどちらが長持ちしますか?
A.耐用年数はカバー工法で約25〜30年、葺き替えで約30〜35年が目安です耐久性の差は大きくなく、施工時の環境とメンテナンス次第で寿命はほぼ同等になります既存屋根を撤去しない分、廃材処理費や工期を短縮できるため、山武市のように台風前後の緊急施工にはカバー工法が適しています
Q.金属屋根は暑くなりやすいと聞きますが、遮熱対策は可能ですか?
A.可能ですあかつきでは遮熱鋼板や高反射塗膜仕様のガルバリウム鋼板を採用し、屋根表面温度を約10〜15℃抑える施工を行っています断熱材付きパネルや通気層を確保する換気棟の併用で、夏場でも快適な室内環境を維持できます。
山武市の台風に強い屋根リフォームは「あかつき」の屋根カバー工法で安心長持ち
山武市のように強風・塩害リスクの高い地域では、屋根リフォームに「耐風性」「防水性」「軽量化」を兼ね備えた工法を選ぶことが重要です。屋根カバー工法は、既存屋根を撤去せずに金属屋根を重ねることで、台風時の飛散リスクを大幅に軽減し、断熱・遮音・防錆の効果も得られる合理的な改修方法です。
株式会社あかつき(プロタイムズ東千葉店・大網店)では、ガルバリウム鋼板やフッ素鋼板など、山武市の環境に適した屋根材を厳選し、ドローン点検や赤外線診断による事前調査を徹底しています。塗装・葺き替えとの費用比較や、施工後のメンテナンスプランまで一貫してサポート。短期間施工で強度を高め、見た目も一新できる屋根リフォームを実現します。
台風前に屋根の点検を済ませておくことが、安心の第一歩です。山武市で屋根リフォーム・屋根カバー工法を検討中の方は、問い合わせフォームからのお問い合わせ、メール・電話でのご相談、またはショールームへの来店でお気軽にご相談ください。
地域密着のあかつきが、強風にも負けない住まいづくりを全力でサポートします。
ブログ執筆者/監修者 執筆者/監修者
株式会社あかつき 代表取締役
松倉道暁
保有資格:一級塗装技士、外装劣化診断士、建築物石綿含有建材調査者、足場
組立作業主任者、有機溶剤作業主任者、安全衛生責任者 | 職人歴26年
一級塗装技士と外装劣化診断士の資格を持ち、塗装職人経験は26年。日々、外壁塗装の現地調査や提案、塗装工事の現場管理を行っています。塗装工事は工事完了後からがお客様との本当のお付き合いの始まりです。10年後20年後にもお客様に喜んでいただく為に工事はもちろんアフターフォローまでトータルの高品質をご提供し続けていきます。
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