台風・大雨で被害を受けたら?火災保険の上手な申請ガイド【外壁・屋根】
2025年08月07日(木)
みなさんこんにちは!
東金市外壁塗装屋根塗装 大網白里市外壁塗装屋根塗装専門店の
株式会社あかつき(プロタイムズ東千葉店・大網店)の松倉です!
💬「ここ数年、台風や大雨でひどい被害がでているけど、住宅に何かあったらどうすればいいの?」
💬「火災保険に入ってるけど、台風や大雨被害で使えるのかな?」
台風や大雨の影響で、外壁や屋根に被害がでてしまうと不安になりますよね。川の氾濫や浸水など、住宅被害の心配はつきものです。
もし修理費用が高額になった場合、火災保険でカバーできるのかは事前に確認しておきたいですよね。火災保険は火事だけでなく、自然災害による損害にも対応している場合があります。ただし、申請の仕方や必要書類を知らないと保険金を受け取れないケースもあるのです。
今回のお役立ちコラムでは、台風や大雨で外壁・屋根が壊れた場合の火災保険の申請方法や条件、必要書類から修理業者の選び方までくわしくお話していきます。
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火災保険は台風被害でも使えるの?
火災保険は、一般的に風災・水災・雪災などの自然災害にも対応しているケースが多いです。台風や大雨によって外壁や屋根が損傷した場合でも、保険の補償対象となることがあります。
対象となる災害の例には以下のようなものがあります。
- 台風による強風で屋根瓦が飛んだ
- 豪雨による雨漏りが発生した
- 風で飛ばされたものが外壁に衝突し破損
- 雨樋が破損して機能しなくなった
対象外となるケースも把握しておきましょう。
- 経年劣化やメンテナンス不足による損傷
- 災害と無関係な美観目的の修理
- 台風から長期間経過してからの申請(証明困難なため)
火災保険で修理できる条件【外壁・屋根】
保険金が支払われるためには、次の条件を満たす必要があります。
原因が自然災害であること
損傷が台風・大雨などの自然災害によるものであることが明確に証明されなければなりません。
保険会社は損害の原因を調査しますので、事故日や被害状況の記録が重要です。
保険契約に風災・水災補償が含まれていること
加入している火災保険の補償内容によって、支払いの可否が変わります。契約書や保険証券で「風災」「水災」などの補償項目を確認しましょう。
申請期限内であること
多くの保険会社では、被害発生日から3年以内に申請しなければなりません。ただし、時間が経つと原因特定が難しくなるため、早めの申請が望ましいです。
火災保険申請の流れ
ここでは、台風による外壁・屋根被害を例に申請手順を解説します。
1.被害状況の確認と記録
- 損傷箇所を写真・動画で撮影
(全体写真と損傷部位のアップ両方を残す)
- 被害が発生した日時・状況をメモ
被害直後の記録は申請の根拠になります。全体と部分を撮り分け、発生日時や状況を必ず残しましょう。
2.保険会社への連絡
- 保険契約者本人が、速やかに保険会社へ被害報告
- 申請用書類や必要資料について案内を受ける
確認後はすぐに保険会社へ連絡します。必要書類や手続きの流れを案内してもらい、準備を進めましょう。
3.見積書の作成
- 修理業者に依頼して見積書を作成
- 保険申請に慣れた業者を選ぶとスムーズ
見積書は査定の基準になる重要資料です。詳細に内訳を書いてくれる業者に依頼しましょう。
4.書類提出
- 被害状況報告書
- 修理見積書
- 写真・動画
- 保険会社所定の申請書
必要書類は漏れなく提出します。不備があると差し戻しになるため、記入内容を必ず確認してください。
5.損害調査
- 保険会社または委託鑑定人が現地調査
- 被害の程度や原因を確認
鑑定人の調査では、写真や記録をもとに被害状況を説明します。冷静に根拠を示すと伝わりやすいです。
6.保険金支払い
- 調査結果に基づき支払額が決定
- 修理費用として保険金が振り込まれる
調査内容をもとに保険金が算定されます。承認後は修理費用として指定口座に振り込まれます。
申請に必要な書類
火災保険の申請で提出する書類は、単なる形式的なものではなく「被害が台風などの自然災害によって発生したこと」を証明する重要な根拠になります。
書類の質が高いほど、保険会社の審査もスムーズになり、支払額の減額や不支給のリスクを避けられます。
おもな必要書類と、その準備ポイントは以下の通りです。
保険金請求書(保険会社所定)
保険会社が用意したフォーマットに、契約者情報・被害状況・被害発生日・修理内容などを記載します。
不備や空欄があると差し戻しになるため、日付や被害箇所の表記は正確におこないましょう。
「わからない項目」は空欄にせず、保険会社や代理店に確認するのが安心です。
修理見積書
工事内容、単価、数量を細かく記載した見積書が望ましいです。「一式〇〇円」のみだと査定が通りにくく、減額対象になることがあります。
可能であれば、被害箇所ごとの詳細内訳と、使用する材料名・メーカー名も入れてもらうと信頼度が上がります。
被害写真(全景・近景・被害部位)
建物全体がわかる写真と、被害箇所のアップ写真をセットで提出します。外壁や屋根の場合は、被害部位がわかるように位置関係も押さえて撮影してください。
被害発生直後の写真だけでなく、申請準備中の現状写真も残しておくと、経過の説明がしやすくなります。
罹災証明書(必要な場合)
自治体が発行する証明書で、大規模災害や水害被害などの場合に提出を求められることがあります。
役所への申請には現地確認や写真が必要なため、早めに依頼しましょう。
被害状況報告書
工事業者や申請サポート業者が作成するケースも多く、損傷の状況・原因・必要な修理内容を文章でまとめます。
鑑定人や保険会社にとって「第三者の視点」で被害を説明してくれる資料として有効です。
その他提出すると有利な資料
火災保険の申請では、基本書類だけでも審査は可能ですが、追加で提出できる資料があると申請の信頼性が高まり、よりスムーズに保険金が承認されやすくなります。特に「自然災害による被害である」ことを裏づけるデータや、第三者視点の調査記録は非常に有効です。
- 気象庁の天候データ(被害当日の風速や降雨量が確認できる)
- 現地調査報告書(業者が作成した被害箇所マップや損傷写真付きレポート)
- 過去の修理記録(以前修繕した箇所であることがわかると、経年劣化との切り分けがしやすい)
こうした資料は「必須」ではありませんが、提出することで被害の正当性がより裏づけられ、保険会社とのやり取りがスムーズになります。準備できるものがあれば、積極的に添付して申請に活かしましょう。
申請時の注意点とNG例
申請時の注意点としてNG例をまとめておきます。
- 申請が遅れること
- 証拠が不十分であること
- 業者選びが不適切であること
中でも業者選びは「保険を使えば無料」と、過度に勧誘する業者に要注意です。悪質業者は虚偽申請や過剰請求でトラブルになるケースがあります。
外壁の場合の申請ポイント
外壁は住宅全体を覆い、風雨や飛来物の直撃を受けやすい部分です。台風被害として認められるためには、損傷の原因が外的要因であることを明確にすることが重要です。
材質ごとの特徴を意識
サイディングは板の割れや浮き、モルタルはひびの幅・長さが判断材料になります。補修時には部分交換か全面張り替えかで費用が大きく異なるため、見積もりにも反映させます。
衝突痕や剥離のパターンを把握
風で飛んできたものが当たった場合、破片や跡が残っていることが多いです。風向きや飛散物の有無も記録すると、自然災害による破損と経年劣化の区別がつきやすくなります。
内部への影響を確認
外壁の損傷が雨漏りや内部腐食につながっている場合は、内装の修繕も含めて申請可能です。室内の壁紙や下地のカビ跡も被害範囲として記録します。
屋根の場合の申請ポイント
屋根は最も風圧や飛来物の被害を受けやすい部位であり、破損が生活に直結するため、保険査定でも重要視されます。
屋根材ごとの破損パターンを押さえる
瓦屋根は瓦の欠け・ズレ、スレート屋根は割れや反り返り、金属屋根はめくれや固定部の浮きなど、材質によって損傷形態が異なります。周辺設備にも被害がおよぶことが多いため、広い視野で状況把握が必要です。
部分被害でも早期申請
1枚の瓦が飛んだだけでも、そのまま放置すると雨漏りや下地の腐食を招きます。被害が軽微でも「災害による損傷」として申請可能です。
高所作業の安全確保
屋根調査は必ず専門業者に依頼し、危険な自力調査は避けましょう。業者が撮影した高所写真は、そのまま申請資料として利用できます。
火災保険を上手に活用するコツ
火災保険は、ただ申請するだけでなく「準備の仕方」「情報の残し方」「交渉の進め方」によって、支払われる保険金額や審査スピードが変わります。
ここでは、被害後にすぐできること以外に、日頃から意識しておくと有利になるコツをまとめます。
保険契約内容を定期的に見直す
年に1度は保険証券や契約内容を確認し、補償範囲に「風災・水災」が含まれているかチェックしましょう。
新築時や加入時のまま放置していると、建物の築年数や居住形態によって補償額が不足する場合があります。見直しの際は、免責金額(自己負担額)や、支払限度額も確認しておくと安心です。
住宅の図面や仕様書を保管しておく
屋根材の種類、外壁の仕上げ材などがわかる資料は、修理見積もりや申請の際に有利に働きます。
とくに築年数が古い住宅では、同じ材料が手に入らないこともあり、代替材の費用アップ分も交渉材料にできます。
複数業者の見積もりを比較する
保険会社の査定額は、提出された見積書を基に算出されます。1社だけでなく、2〜3社の見積書を取得すると相場感がわかり、減額リスクを防げます。
比較時は「材料費」「施工費」「諸経費」の内訳が明確な見積書を選びましょう。
自己修理・DIYは申請後に
申請前に自分で修理すると、被害の証拠がなくなり、保険金が下りない可能性があります。
緊急で応急処置をする場合は、修理前の状態を必ず撮影し、作業内容や費用の領収書も残しましょう。
申請は「被害一式」でまとめる
外壁・屋根以外にも、雨樋・カーポート・塀などが同時に被害を受けているケースは少なくありません。
被害ごとにバラバラで申請すると、調査員の再訪や手間が増えます。一度の申請で全ての被害を報告する方が効率的です。
鑑定人とのやり取りは冷静かつ丁寧に
鑑定人は保険会社の立場で調査しますが、申請者が冷静に根拠を示せば、より正確な評価をしてもらいやすくなります。
「被害の経緯」
「発見のタイミング」
「被害前後の写真」
を簡潔に説明できるよう準備しましょう。
台風や大雨で住宅被害に困ったら「あかつき」へ!
台風や大雨で外壁・屋根が被害を受けたとき、火災保険は大きな助けになります。
ですが、条件や手続きを知らないと保険金を受け取れないこともあるため、早めの行動・正確な記録・適切な業者選びが成功のカギです。
火災保険の申請は、知識と準備次第で結果が大きく変わります。信頼できる専門家と一緒に進めることが安心への近道です。
株式会社あかつき(プロタイムズ東千葉店・大網店)では、専門的な資格をもったスタッフが住宅の診断をおこなっております。相談・診断・見積もりは無料ですので、初めての方もお気軽にご相談ください。
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ブログ執筆者/監修者 執筆者/監修者
株式会社あかつき 代表取締役
松倉道暁
保有資格:一級塗装技士、外装劣化診断士、建築物石綿含有建材調査者、足場
組立作業主任者、有機溶剤作業主任者、安全衛生責任者 | 職人歴26年
一級塗装技士と外装劣化診断士の資格を持ち、塗装職人経験は26年。日々、外壁塗装の現地調査や提案、塗装工事の現場管理を行っています。塗装工事は工事完了後からがお客様との本当のお付き合いの始まりです。10年後20年後にもお客様に喜んでいただく為に工事はもちろんアフターフォローまでトータルの高品質をご提供し続けていきます。
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