“ベランダ防水の劣化”とは?梅雨前に見直すべき3つの部位
2025年05月19日(月)
みなさんこんにちは!
東金市外壁塗装屋根塗装 大網白里市外壁塗装屋根塗装専門店の
株式会社あかつき(プロタイムズ東千葉店・大網店)の松倉です!
ベランダからの雨漏りが起きると、下階の天井シミや室内浸水といった深刻なトラブルにつながる恐れがあります。放置すると、次のことが起こるかもしれません。
- ベランダの耐久性が下がる
- 補修費用が膨れる
- 家全体の寿命が縮まる
とはいっても、どのような対応をすれば良いのかわからない方もいると思います。
今回のお役立ちブログでは、ベランダのどこを点検すれば良いのか見ながら、見逃しやすい劣化サインや修理のタイミングについてお話しします。
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雨漏りを放置すると、防水層だけでなく建物に深刻な被害が広がる恐れもあるため危険です。たとえば、木造住宅の場合だと構造躯体の腐食やシロアリの発生、断熱材の劣化によるエネルギー効率の低下などが挙げられます。
建物内部にまで被害が及ぶと、クロスや床材の張り替え、カビ除去作業や消臭処置まで必要となり、数十万円だった修繕費用が百万円以上に跳ね上がる可能性があるでしょう。
ベランダの「防水」とは?
ベランダの床には、コンクリートの上にウレタンやFRPなどの防水材が塗布されており、これが「防水層」として雨水の浸入を防いでくれます。健全な防水層であれば、ベランダ下の天井や壁、構造体への水の影響をせき止めることが可能です。
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梅雨前に見直すべきチェックポイントを見てみよう!点検時に見た方が良い3つの部位とは?
梅雨前にベランダの防水を見直しておくと、雨漏りによる被害拡大を防げます。見直した方が良い3つの部位は次の通りです。
- ベランダ床のひび割れ・膨れ・変色
- 排水口(ドレン)の詰まりや傾き
- サッシまわり・立ち上がりのシーリング劣化
それぞれ詳しく見てみましょう。
①ベランダ床のひび割れ・膨れ・変色
防水層が紫外線や経年劣化により硬化すると、表面に細かいひびや色あせが見られるようになります。夏場は熱膨張によって防水層が浮き上がり、冬場は冷えて収縮するため割れが生じやすくなる分、劣化が進んでしまうのです。
熱膨張や収縮が何度も繰り返されると防水層の密着性が低下し、わずかな隙間から雨水が入り込むようになります。初期段階だと目立たず発見しにくいため、年に一度は専門業者による目視点検を受けるのが理想的です。
②排水口(ドレン)の詰まりや傾き
ベランダの排水口に枯れ葉やゴミが詰まっていると、雨水がうまく流れず、床に水が滞留します。防水層が水に浸かる時間が長くなると、劣化が早まり漏水リスクも増大してしまうでしょう。排水口まわりの床面が黒ずんでいたり、水はけが悪くなってきたと感じたりしたら点検のサインです。
③サッシまわり・立ち上がりのシーリング劣化
ベランダと外壁の接点や窓サッシまわりには、雨水の浸入を防ぐシーリング材が充填されています。シーリングは防水工事の中でも重要な役割を担っており、劣化している箇所を放置すると剥がれたり、隙間ができていたりして雨が内部に浸入しやすくなります。結果、雨漏りのリスクが高まるのです。
なお、シーリングの劣化は見た目である程度判断できます。中でも、肉痩せ・変色・ひび割れなどが起こっている場合は、早急な対応が必要かもしれません。とくに、ベランダ部のシーリングは水に浸かると一気に劣化が進むため、定期的な点検が必要です。
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ベランダの防水機能をメンテナンスするタイミングは現状や素材によって異なる!何に気を付けると良い?
メンテナンスの頻度は、ベランダの状態や防水材の素材などによって異なります。ここでは、次の2点について見てみましょう。
- 一般的な防水材の耐用年数
- 早めのメンテナンスでコスト削減効果大
項目ごとに詳しくお話しします。
一般的な防水材の耐用年数
ウレタン防水は7〜10年、FRP防水は10〜12年、シート防水は10〜15年程度とされていますが、使用環境や施工品質によって差が出ます。日当たりが強く風の通りが悪いベランダでは、熱や湿気がこもりやすい分、劣化が早まる傾向にあります。
一方、風通しが良く陽ざしの弱い場所だと、比較的長持ちする傾向にあるでしょう。たとえ防水材が耐用年数に達していなくても、劣化症状が見られた場合は早めに対応することが大切です。
早めのメンテナンスでコスト削減効果大
劣化症状が小さなうちに対処すれば、大規模な張り替え工事や室内への二次被害を防げます。とくに、梅雨前の点検は劣化の早期発見に最適なタイミングです。
リフォーム費用が数倍に跳ね上がる確率を下げられるだけではなく、工期が延びてしまう状態を防ぎやすくなるため、家計を抑えて効率的に作業をしてほしい方は、早めに依頼した方が良いでしょう。
修理・補修は専門業者の点検が安心!自分で処置する場合との違いとは?
雨漏りが起こった際、自身で対処する方もいると思います。しかし、雨漏りの補修に慣れていない方が処置すると、余計悪化させる恐れがあります。クオリティの高い修理を実現するには、専門業者の点検が安心です。ここでは、次の3点を中心にお話しします。
- 自分でできる応急処置と限界
- 業者選びで注意すべきポイント
- 防水工事の流れとポイント
項目ごとに詳しく見てみましょう。
自分でできる応急処置と限界
簡易的に防水テープを貼ったり、シーリングを補充したりする方法は応急処置にすぎません。雨漏りの箇所を根本的に直すには、防水工事のプロによる診断と施工が必要です。
とくに、内部まで浸水していた場合だと表面だけ補修しても再発する可能性が高いため、余計悪化するかもしれません。
長期的に安心して暮らすには、家全体の構造を把握し、必要な工事を適切に行うことが大切です。
業者選びで注意すべきポイント
- 「防水工事の実績があるか」
- 「現地調査が無料で受けられるか」
- 「写真付きで劣化箇所を報告してくれるか」
- 「アフター保証があるか」
などの確認が大事です。
さらに、保証内容の明確さや使用する材料の種類、施工方法などについて丁寧に説明してくれる業者かもチェックした方が良いでしょう。
防水工事の流れとポイント
防水工事を成功させるには、正しい手順を踏んで工事を進めることが欠かせません。防水工事を行う際は、初めに現地調査を行って既存防水層の状況や劣化の度合い、下地の状態をチェックします。
その後、見積書が提出されて使用する防水材の種類や施工工程、保証内容などを説明するのが一般的な流れです。
なお、施工当日は古い防水層を必要に応じて撤去し、下地の処理を行います。防水材の下塗り・主剤塗布・仕上げ塗布の順で進めていくことが多いでしょう。
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防水材の種類と選び方を見てみよう!何が違う?
戸建住宅のベランダで使われる防水材として
- 「ウレタン防水」
- 「FRP防水」
- 「塩ビシート防水」
などが挙げられます。
ウレタン防水は液体状のウレタン樹脂を塗布して硬化させる方法で、凹凸の多い複雑な形状にも対応でき、美しい仕上がりを実現しやすいのが特徴です。ただし、職人の施工技術によって品質に差が出やすいため、経験豊富な業者を選ぶことが求められるでしょう。
一方、FRP防水とは繊維強化プラスチックを使って硬化させる方法です。表面が硬いためメンテナンスの頻度は少なくて済むものの、経年劣化で割れることもあるため表面のクラックチェックは欠かせません。
また、塩ビシート防水は前もって工場で製造された防水シートを現場に貼り付ける工法で、品質の均一性に優れています。熱による接着や機械的固定を施すため、施工には専門機器が必要です。
施工費用を抑えるには自治体の補助金制度の活用が効果的
近年では、住宅の長寿命化や省エネ対策の一環として、ベランダ防水を含む外装リフォームに補助金を出す自治体も増えています。ある自治体では、高齢者が住む住宅や長期優良住宅を対象とした改修工事に助成金制度を設け、申請条件を満たせば施工費用の一部が自治体から支給されます。
ただし、補助金制度は申請時期や対象条件が厳密に定められているため、事前に自治体のホームページや窓口で確認し、必要書類を揃えておくことがポイントです。補助対象となる工事内容や業者の要件が決まっていることも多いため、専門業者に相談しながら進めることをおすすめします。
ベランダ防水の点検・ご相談は「あかつき」へ!梅雨前の備えで住まいの安心を守りましょう
ベランダ防水の劣化は、放置すると家全体の寿命を縮め、修繕費用も大きく膨れ上がるリスクがあります。ひび割れや排水口の詰まり、シーリングの劣化など、日常では見逃しやすいポイントこそ定期的なプロの点検が大切です。
株式会社あかつき(プロタイムズ東千葉店・大網店)では、ウレタン・FRP・塩ビシート防水など各種防水工事に対応し、現状に合わせた最適な補修方法をご提案。現地調査から報告書作成、アフターサポートまで一貫してサポートします。また、自治体の補助金活用についても最新情報をふまえてご案内しています。
「どこを直せばいいか分からない」「本当に今すぐ修理が必要?」そんな不安も、株式会社あかつきにご相談いただければ一つひとつ丁寧にお答えします。ベランダや屋上防水、外壁まわりのご相談・お見積もりはすべて無料です。
ご不明点やご心配事があれば、ぜひお問い合わせフォーム・メール・電話でのご相談、またはショールームへのご来店をお待ちしております。梅雨前のこのタイミングこそ、住まいの安心を手に入れるチャンスです!
ブログ執筆者/監修者 執筆者/監修者
株式会社あかつき 代表取締役
松倉道暁
保有資格:一級塗装技士、外装劣化診断士、建築物石綿含有建材調査者、足場
組立作業主任者、有機溶剤作業主任者、安全衛生責任者 | 職人歴26年
一級塗装技士と外装劣化診断士の資格を持ち、塗装職人経験は26年。日々、外壁塗装の現地調査や提案、塗装工事の現場管理を行っています。塗装工事は工事完了後からがお客様との本当のお付き合いの始まりです。10年後20年後にもお客様に喜んでいただく為に工事はもちろんアフターフォローまでトータルの高品質をご提供し続けていきます。
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