外壁全面塗り替えと冬季防水対策|寒さの中でも効果の高いメンテナンスはできるのか?
2025年03月01日(土)
みなさんこんにちは!
東金市外壁塗装屋根塗装 大網白里市外壁塗装屋根塗装専門店の
株式会社あかつき(プロタイムズ東千葉店・大網店)の松倉です!
立春が過ぎても、最近では寒さが過ぎ去る様子を見せません。まだまだ防寒対策は必要です。さらに、中国大陸側からの寒波が押し寄せてしまうため、降雪の発生する時期が後ろにズレてきている状況なので、今こそ防水対策に力を入れるべきでしょう。
早めに対策を施すことができれば、万が一多くの自然の猛威を受けたとしても、しっかりと住み続けられるお住まいを維持することができるはずです。
メンテナンスは「やり過ぎ」ても意味はありません。しかし「不足」は確実にお住まいを傷める原因になってしまいます。だからこそ、問題が発生する前にメンテナンスを徹底する必要があるのです。
しかし、多くの方が認識している通り「冬場のメンテナンスは効果が低い」という問題があります。
今回のお役立ちコラムでは「冬場でも効果的なメンテナンスを実現できる方法」について、ちょっとだけ専門的な情報をお伝えしたいと思います。
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冬でも外壁塗装はできるの?
結論からお伝えすると「冬季でも外壁塗装は可能」です。ただし、適切な対策を施した上で工事しなければ、ご存知のように十分な効果を発揮する仕上がりにはならないでしょう。だからこそ、適切な対策に知識を持った業者に依頼する必要があるのです。
外壁塗装に最適な「春と秋」は、どうしても繁忙期ということもあり工事予約が取りづらくなってしまいます。そのため、あえて時期をズラして依頼することで、確実に工事予約をとるという方法をご紹介することがあるのです。
では、なぜ冬季の外壁塗装が不向きなのかおさらいしてみましょう。
塗料の硬化条件は「気温5℃以上、湿度85%以下」
外壁塗装で使用する塗料は、固まって初めて効果を発揮します。完全硬化するための条件には「気温5℃以上、湿度85%以下」というものがあります。
冬季はこの条件をことごとく打ち破ってくるため、冬季の外壁塗装はダメだというのが常識なのです。
乾燥している日中であれば限定的に対応は可能
冬季でも、上記の条件を回避しやすい「時間帯」が存在します。ちょっとした晴れ間でも、そこで得られる温度は冬季工事にとって非常に重要な温度です。
この瞬間、しっかりと温度をキープする準備があれば、冬季でも十分に外壁塗装を施すことはできるのです。
硬化不良は再施工リスクあり
どれだけ温度を確保できたとしても、湿度が高ければ塗装は見送ります。これを怠り強行してしまった場合、多くの場合硬化不良を起こします。これは湿度と温度の条件が反対でも同じです。適正条件を満たせない状況では、ほとんどのケースでトラブルが発生するでしょう。
その結果、依頼者様は十分な結果を享受することができず、業者はやり直しをしなければならないのです。
そんなリスクを背負ってまで、無理を押し通すような判断をする業者に任せるのはお住まいにとって最善とはいえないでしょう。
冬の防水工事はできるの?
防水工事も、外壁塗装を同様に冬季の厳しさが影響する工事方法があります。しかし、工法を変えれば十分に工事可能なのが、外壁塗装と防水工事との違いです。
ウレタン塗膜防水はリスクあり
ウレタン塗膜防水は、文字通り「塗膜」によって防水性能を発揮します。そのため、外壁塗装同様に完全効果によって性能を発揮するタイプの防水工事です。つまり、温度と湿度が関係するということになります。
冬季に塗膜防水を施すのであれば、施工箇所の温度・湿度の管理を十分に行わなければ、十分な効果は得られないでしょう。
シート防水は季節の影響を受けづらい
一方、シート防水であれば、ウレタン塗膜防水のような気象条件に左右されずに防水工事が施工できます。基本的に、シート防水は接着施工です。そのため、床面にしっかりと密着さえできれば十分な効果を得ることができるのです。
ただし、寒い中では接着剤の密着性が弱まってしまうため、しっかりと加熱した上で接着工程を進める必要があるため、しっかりと対応するための設備が整った業者でなければいけません。
乾燥時間に注意が必要
うまく温度管理ができた場合、塗膜防水は乾燥時間をしっかりと設定しないと、やはり十分な防水性能は発揮できなくなります。特に、冬場は温度を維持しづらいという特性上、通常時よりもしっかりと乾燥時間を見ておかなければなりません。
仮に、通常の作業ができる状況下で3時間程度の乾燥時間を予定していたとすると、3〜5倍程度の時間を余計に見ておくのが妥当です。つまり、1日は完全に乾燥時間として予定した方が良いということになります。
夜間の凍結防止策は必要
冬季の乾燥時間は夜間にまで及ぶことも珍しくありません。そのため、霜が降りないように防護策を講じておく必要があるでしょう。防水工事を施した場所が外気温の影響を受けづらいように対応しておかないと、夜間に発生した水滴等が防水膜の上で凍結することがあるのです。
このような症状が起こってしまうと、再度施工し直しという可能性も発生します。
冬季の外壁全面塗り替えの注意点
冬季に外壁塗装を施す場合、業者側でしっかりと対策を講じた上で工事を行う必要があります。もし、通常時と同様に工事を行ってしまうような業者の場合、間違いなく後で費用トラブルが発生する可能性が高くなるでしょう。
では、どのような対処をしている業者が望ましいのか考えてみましょう。
作業時間は「日中」
一般的に、外壁塗装にはある程度の時間がかかります。そのため、できるだけ1日を有効活用しようと考える業者は多いです。
朝から開始して夕方までに現場を終わらせるというような方法をとるのですが、冬季に塗装作業が行えるのは「日中」の気温が比較的高い状態の時だけです。もちろん、しっかりと設備を用意している業者であれば別ですが、冬支度をせずに工事を行う業者は日中しか作業はできません。
日が陰りだしてからも塗装作業をしている業者で、特に準備ができていない業者の場合、その施工箇所は硬化不良を起こすかもしれません。
低温用塗料と硬化剤を使用
塗料には冬季用のものが存在します。年中気温が低い地域等でもこのタイプの塗料を使用することは多いです。
冬季用の塗料とは、低温の中でも硬化しやすい特性を持つ樹脂を使った塗料で、それに合わせて専用の硬化剤を用いることで、問題なく冬季でも外壁塗装ができるという代物になります。
時間がかかっても「薄塗り」を繰り返す
冬季に限らず、素晴らしい仕上がりの外壁塗装を施す業者というのは、手間を惜しみません。一度に分厚く塗料を乗せれば、簡単に全面を塗り上げることができます。しかし、液垂れを起こしたり、密着不良を起こしたりというトラブルが発生しやすいため、あまり好ましい方法ではないのです。
一方、手間を惜しまない業者は、一度の塗膜は薄く、そして何度も塗り固めていき、層状に塗料を塗り上げていきます。すると、しっかりと塗料は密着していく上に、液誰も起こさず綺麗な状態で仕上がっていくのです。
ヒーターと防寒シートで温度確保
どうしても気温が確保できないような場合、防護シートを分厚く目抜けがない防温シートに張り替えます。そして、その中でヒーターを使用して強制的に温度を高めるという方法を用いると、冬季の外壁塗装は完全に対応可能となるのです。
ただし、一酸化炭素中毒のリスクも発生するため、適切な現場管理が必要になるということを覚えておきましょう。
冬季の防水対策の注意点
冬季の防水対策で必要な3つの絶対条件があります。これらを把握している業者であれば、安心して季節を問わず工事依頼を出して問題ないでしょう。
- 接着剤の密着不良を回避
- 乾燥時間を長く確保
- 夜間凍結対策は絶対
必要な対策がわかっているのであれば、万が一この対策を怠った場合のリスクについても理解があるといえます。それらを理解していても、十分な対策を講じられないというような業者は、基本的に存在しないはずです。
なぜなら、ここで発生するリスクは「営業利益を大幅に失う」ことになるからです。一度で完璧に工事できれば、そこで得た利益はしっかりと会社に残ります。しかし、ミスをすれば費用を請求することは難しくなり、さらには再工事の費用も会社負担となってしまうことが多いからです。
あかつきで安心!冬季外壁メンテナンスの今すぐご相談を
冬季でも適切な外壁塗装や防水対策を施すことは可能ですが、温度や湿度の管理を徹底しなければ硬化不良や接着不良のリスクが高まります。
気温が低く湿度が高い冬特有の厳しい環境下での施工は、通常よりも十分な準備と設備が必要です。例えば、低温用塗料と専用硬化剤を用いたり、日中の気温が上がる時間帯に合わせた施工計画を立てたりすることで、施工の品質を保つことができます。
また、ウレタン塗膜防水の場合、十分な乾燥時間の確保や夜間の凍結防止策が不可欠であり、シート防水のような施工法を採用することも一つの対策となります。
このように、冬季のメンテナンスは「やり過ぎ」る必要はありませんが、不十分な対策はお住まいに深刻なダメージを与えかねません。早期に適切な対策を講じ、自然の猛威に備えることが大切です。万一のトラブルを防ぐためにも、実績と信頼のある業者にご依頼いただくことをお勧めします。
お住まいの安全と快適さを長期にわたって守るためにも、まずはお気軽に株式会社あかつき(プロタイムズ東千葉店・大網店)へお問い合わせください。お問い合わせは、専用の問い合わせフォーム、メール、電話でのご相談、またはショールームへの来店で対応しております。今すぐご連絡いただき、確かな施工と安心の住環境を実現しましょう。
ブログ執筆者/監修者 執筆者/監修者
株式会社あかつき 代表取締役
松倉道暁
保有資格:一級塗装技士、外装劣化診断士、建築物石綿含有建材調査者、足場
組立作業主任者、有機溶剤作業主任者、安全衛生責任者 | 職人歴26年
一級塗装技士と外装劣化診断士の資格を持ち、塗装職人経験は26年。日々、外壁塗装の現地調査や提案、塗装工事の現場管理を行っています。塗装工事は工事完了後からがお客様との本当のお付き合いの始まりです。10年後20年後にもお客様に喜んでいただく為に工事はもちろんアフターフォローまでトータルの高品質をご提供し続けていきます。
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