山武市特有の外壁劣化症状について
2024年11月29日(金)
みなさんこんにちは!
東金市外壁塗装屋根塗装 大網白里市外壁塗装屋根塗装専門店の
株式会社あかつき(プロタイムズ東千葉店・大網店)の松倉です!
マイホームのメンテナンスは、適切な時期にしっかりと対処しなければならないものです。しかし、強制的に行う「車検」とは特性が違い、ご自身が「任意」で行わなければならない対処なので、ご都合次第で時期を遅らせたり、対応をしなかったりしても罰せられることはありません。
では、なぜメンテナンスをしなければならないのか。
それは「安全な状態を維持しながら住み続けるため」なのです。建物の劣化を適切にケアし続けることで、問題が発生しないお住まいを維持するのが目的だということを覚えておきましょう。
今回のお役立ちコラムでは「山武市特有の外壁劣化症状」をご紹介しますので、メンテナンスの必要性を確認してみてください。
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山武市の「土地的」特徴
山武市には、沿岸部に近い地域もあり、潮風が気持ち良い地域です。八街市との境目には小高い山と森林がそびえています。横芝光町側も、カントリークラブやオートキャンプ場があるような自然に溢れる地域なので、綺麗な空気を楽しむことができるのが特徴です。
九十九里浜には、夏場多くのマリンレジャー客が訪れるという特性から、交通事情は比較的安定しています。混雑しても迂回する道が確立できていることを考えると、交通量は比較的多い地域です。
土地的特徴が原因になる外壁劣化症状
沿岸地域では潮風が気持ち良いのですが、建物にとっては「かなりの負担」だということを覚えておきましょう。潮風によって運ばれる「塩分」は、金属材を劣化させる原因になってしまいます。お住まいにはどんな金属材が使用されているか考えてみましょう。
- 金属屋根材
- 金属系サイディング
- アルミサッシ
- 金属製ドア
- 金属フェンス など
これらの部分には、赤サビや白サビといった劣化症状が現れてしまうため、適切なメンテナンスで保護しなければなりません。金属屋根材や金属系サイディングに使われている「ガルバリウム鋼板」は、塩分に弱いという特徴があるので、バージョンアップ品の「エスジーエル鋼板」を使用した対策を講じることをおすすめします。
他の部分も、アルミ系部材は沿岸地域には向いていません。樹脂系サッシへの交換や、サッシへの塗装なども検討すべきでしょう。
近隣都市との境界は、森林などで囲われている部分が多いため、塩害よりも「湿気」が気になってきます。換気ダクト下の外壁材が緑色になっていたり、黒ずんでいたりという建物が多く確認できるので、日当たりが悪く人目につかないような部分もしっかりとメンテナンスするようにしましょう。
定期的なメンテナンスさえ怠らなければ、常に綺麗な状態を維持することができます。これば美観的問題だけではなく、外壁材の寿命を延ばすために非常に重要な対応なので、必ず行うようにしてください。
山武市の「気候的」特徴
山武市は、年間を通して暖かい地域なので、生活は非常にしやすいと言って良いでしょう。砂質土壌が多いので、雨が降った時に水はけが良いのも特徴的です。あまり深刻な台風などが発生することは少ないですが、反対に夏の暑さは厳しさがあるでしょう。
森林が広がるような場所では、夏の暑さが「蒸し暑さ」に感じられるほど湿気が強いです。ベタつくのではなく「じっとり」と重さを感じる暑さなので、不快に感じる方も多いでしょう。
しかし、昆虫採集を楽しむような方にとっては、かなり好条件が揃うというのも山武市の森林エリアの特徴となっています。秋や冬になってくると、山武市全体が乾燥しやすい地域なので木々の紅葉や落ち葉が多くなるでしょう。
気候的特徴が原因になる外壁劣化症状
山武市は「夏の紫外線」が建物の劣化症状に大きく影響を及ぼします。この影響によって、以下のような劣化症状が発生しやすいでしょう。
- チョーキング現象
- 外壁のひび割れ
- シーリング材の劣化
- 日当たりの悪い外壁の苔やカビの発生
- 金属材のサビ
これらの多くは「外壁塗装」によってほとんど解消していける問題です。メンテナンス時期を守ってメンテナンスすることを心がけてください。
チョーキングは、紫外線によって塗膜表面が粉を吹いている状態を指します。本来塗料が持っているコーティング効果が破綻しているので、撥水性も親水性も失われています。その他塗料の付与効果も劣化しているため、塗装をし直さないと効果は戻りません。
外壁のひび割れは、放置しておくと「雨漏り」の原因になってしまいます。雨漏りが発生すると建物は一気に劣化していくので、早急の対処が必要になるので覚えておいてください。
シーリング材の劣化は、応急処置の「増し打ち」では十分な効果を発揮することはできません。そのため、外壁塗装時には必ず打ち替えるようにしましょう。
外壁に発生するカビや苔は、専用の薬剤を使用して根絶しなければなりません。見た目だけであれば外壁洗浄で落とすこともできますが、完全に解決できるわけではないので、次のメンテナンスの際に「防カビ剤・防藻剤」を使用して対策を講じることをおすすめします。
金属剤のサビに関しては、防サビ剤で対策するか、サビづらい材質に交換する必要があります。
山武市でおすすめしたいメンテナンス内容
山武市特有の外壁劣化症状に対し、どのような対策がおすすめか考えてみましょう。今発生している問題の対処だけであれば「外壁塗装」をすれば問題を先送りにすることはできますが、根本的な原因の解決にはなりません。
同じような状況を短期間で発生させないためにも、十分な対処を施すことが重要なのです。
潮風対策のエスジーエル後半への交換
金属材はどうしてもサビの発生を食い止めることはできません。しかし、サビづらくすることはできるので、今使用している材料の見直しを検討することをおすすめします。
ガルバリウム鋼板は、すでに多くのメーカーでも使用している普及型建材になっています。安く手に入るものもあるでしょうが、沿岸部では「塩害」によって著しい劣化が発生してしまうのです。
そのため、対策品として開発された「エスジーエル鋼板」を使用した建材に入れ替え・重ね張りなどを検討するのが良いでしょう。
対症療法としては「短期間での塗装工事」が有効ですが、耐候性が10年以上設定されている塗料に対し5年ごとのメンテナンスを施すなんて無駄でしかありません。そのため、根本的な劣化を抑える対策をしながら、メンテナンス期間を長く設定できる塗料を使用するのが最もおすすめです。
防カビ・防藻性能アップ
湿気が強い地域では、どれだけ外壁塗装を定期的に行っていても、次のメンテナンス時には外壁にカビや苔が発生してしまいがちです。その度に除去コストが追加されるのはよろしくありません。
そもそもの発生を食い止めることができれば、除去作業が発生せずに済むのですから、次のメンテナンス時には「予防」を検討しましょう。
防カビ剤や防藻剤と呼ばれるものの多くは「殺菌・除草剤」のような成分の強いものを使用されています。しかし、これらは自然への影響はおろか、人体にも悪影響を与える可能性があるので、おすすめできません。
そんな時、弊社で扱っている防カビ・防藻剤が安全性の高さからもおすすめさせていただいています。アステックペイントの「アステックプラスSW」という塗料添加剤を配合すると、どんな塗料でも防カビ・防藻成分を含んだ塗料に早変わりします。
ただし、この薬剤を配合することで塗料の扱いが非常に難しくなるため、特性を理解している業者でなければ使用することはできません。塗料の耐候性と同じ期間防カビ・防藻性能を発揮してくれるので、完全な予防ができるわけです。
ラジカル制御型塗料による紫外線対策
山武市の日差しは非常に強いです。そのため、紫外線対策を施すことで外壁塗装の劣化を遅らせることができます。
最近のアステックペイント製品は、ほとんどのものが「ラジカル制御型白色顔料」を使用するようになっているので、どの塗料を使用しても問題ありません。ただし、多くの機能を兼ね揃えた塗料ほど価格が高くなっていくため、予算と相談した上で使用する塗料を選びましょう。
ラジカル制御に特化した「スーパーラジカルシリコンGH」であれば、他の機能性塗料に比べてコストを抑えることができます。低汚染性も持っているので、短期間で汚れ始めるということはありません。
親水性は強くないので、超低汚染性能は発揮できませんが、ラジカル制御に特化しているため退色が発生しづらく、チョーキング現象を抑えられます。
確実な紫外線対策を施すことで、美観を長期間維持することができるでしょう。
高性能シーリング材による防水性アップ
サイディング外壁を選ぶ方が多く、建売住宅もほとんどサイディングを使用する時代です。その結果、外壁の継ぎ目は完全にシーリング材によって保持・防水対策が施されています。
しかし、シーリング材は紫外線によって劣化してしまう上に、緩急的な温度変化によって油分が流れ出てしまうので、定期的に打ち替えを行わなければ「雨漏り」に発展してしまうでしょう。
コストダウンを図るために、シーリング材の材質を下げるという業者が稀にいるのですが、これは大きな間違いです。シーリング材は「塗料より長い耐候性」で設定しなければなりません。
もし、シーリング材のほうが早く劣化してしまうと、雨漏り対策として先にシーリングを打ち替えなければならず、その後塗装工事を別途依頼しなければならないという状況が発生します。
この段階で塗装もしてしまうというのであれば問題はありませんが、コスト的には塗料の方が高いので、塗料の耐候年数を前倒してしまうのはお得ではありません。
山武市はあかつきがメンテナンスできる地域です
山武市は、内陸部と沿岸部で外壁の劣化の出方が若干異なります。それぞれの特性を理解した上で「適切な対策」を講じることができれば、建物の異常劣化を防ぐことができるでしょう。
また、メンテナンス期間を守りながら対策をし続けることで、長く住み続けられるお住まいを維持することにもつながります。本来持つ耐用年数を全うするためにも、お住まいのメンテナンスをあかつきまでご用命いただければと思います。
多くの方に選ばれ続けている株式会社あかつき(プロタイムズ東千葉店・大網店)は、千葉県内のハウスドクターとして信頼を得ています。ちょっとでも不安があれば、お気軽にご相談ください。
ブログ執筆者/監修者 執筆者/監修者
株式会社あかつき 代表取締役
松倉道暁
保有資格:一級塗装技士、外装劣化診断士、建築物石綿含有建材調査者、足場
組立作業主任者、有機溶剤作業主任者、安全衛生責任者 | 職人歴26年
一級塗装技士と外装劣化診断士の資格を持ち、塗装職人経験は26年。日々、外壁塗装の現地調査や提案、塗装工事の現場管理を行っています。塗装工事は工事完了後からがお客様との本当のお付き合いの始まりです。10年後20年後にもお客様に喜んでいただく為に工事はもちろんアフターフォローまでトータルの高品質をご提供し続けていきます。
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